【注意】警察が児童ポルノによる検挙/逮捕を積極的に実施している件

2018年6月時点、児童ポルノ関係の相談や問い合わせが立て続けに来ています。

特に東京都は2018年2月より「自画撮り」画像を18歳未満の子供に出させる行為を罰する条例を全国の自治体に先駆けて施行させました。

この条例が適用された初の摘発者が5月下旬に実際に出ています。

2015年の6月に更新が実施された「児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」、通称「児童ポルノ法」の締め付けはさらに強くなっていると言っても良いでしょう。

取り急ぎですが、現状の傾向と対策を書いておきます。

児童ポルノとは?

条文はかなり長い上にそのままでは訳が分からないでしょうから、わかりやすいようにまとめました。

児童とは「18歳に満たない者」をいいます。

要するに18歳未満ですね。

この児童が写っている写真や、動画のうち、

  • 性交・性交類似行為をしているもの
  • 性器などを触ったり触れたりしていて見た人の性欲を興奮したり刺激するもの
  • 衣服をつけていなくて見た人の性欲を興奮したり刺激するもの

が児童ポルノにあたります。

なので、児童がSkypeなどでえっちぃ配信をしている動画ももちろんダメです。

ちなみに、児童ポルノ法は「現実の児童を守る目的」でつくられたものなので、二次元(漫画やアニメ、ゲーム)は対象外になってます。

ですから、同人誌などで18歳未満ぽい子がエッチなことをしていても問題ありませんが、三次元の写真などが含まれているとダメですし、二次元でも度を過ぎる場合はわいせつ物陳列罪のような別の犯罪になる可能性があります。

ただし、わいせつ物陳列罪は単純所持に罰則がないため、誰かに配るか売る目的で持っていなければ罰せられることはありません。

児童ポルノを所持しているので廃棄したい?

中には「児童ポルノを持っているので廃棄したい、でもどうしたらいいか分からない」と言われる方がいるのですが、話は簡単です。

結局のところ、児童ポルノに引っかからないためには所持や保管をしていなければいいので、手元のパソコンやスマホ、ハードディスクに保存されている場合は全部消去してください。

単に削除しただけだと復旧ソフトなどで復旧される可能性もあるので、完全削除することが望ましいです。

さらにいうと何が「所持」や「保管」にあたるかというと、刑法には「自己の事実上の支配下に置くこと」と定義されています。

とすれば、パソコンやスマホ、ハードディスクなどの記録媒体に保存し、それを所持する行為が問題なのです。

要するに「18歳未満の子が撮影されたデータをあなたの支配下におかない状況にする」ことができれば罰せられることはありません。

繰り返しますね。

手元にあるパソコン、スマホ、ハードディスク(もちろん、SSDやUSBメモリ、SDカード、CDやDVDでもダメですよ)に保存しないようにすれば良いのです。

どんな場合に警察が自宅に来るのか?

私が相談を受けているケースでは、警察を名乗る人物から電話があったり、いきなり自宅に来られたりということが多発しており、身に覚えがある方は警戒をする必要があると言えるでしょう。

では、どのようなことをしていたら逮捕されるのでしょうか?

  • メールやSNS、LINEやカカオなどで児童ポルノの写真を送信した場合
  • 未成年に対して性的な(下着姿などの)自撮り写真を要求し送らせた場合
  • 知人や身内などのコミュニティ内で児童ポルノの画像や動画などを共有した場合
  • ファイル共有ソフトを利用して画像や動画をダウンロード&アップロードした場合
  • FC2、Gcolle、そふといちば(旧デジテンツ)などの販売サイトで児童ポルノと知りながらダウンロード&アップロードした場合

挙げたらきりがない状況ですが、現在確認できているのはこれらのことをしていた人たちです。

なぜ警察にバレるのか?

メールやLINEなどのSNS関連は、送った側の未成年者が補導され、芋づる式に判明することが多いです。

ファイル共有ソフトの場合は、警察側でもデータの流れを見ており、泳がせておきながらプロバイダに情報請求などをして身柄を抑えてきます。

販売サイトは児童ポルノに対する通報から出品者が逮捕され、そのまま購入者まで手が及びます。

身内のコミュニティであっても安全ということはなく、誰か1人が別件でパクられた場合にそこから引っ張られるケースが増えています。

いきなり逮捕されるのか?

いくつかの相談事項ではいきなり逮捕されていることもありますが、少数です。

ほとんどのケースでは、家に突然警察がやってきて「任意で」家宅捜索を行いパソコンやスマホ、外付けハードディスクを提出するように求め、○月○日に話を聞きたいので警察署へ来るように、といって押収物を持って帰って行くケースです。

なんだ、と感じるかもしれませんが、ハードディスクの中にファイルを溜め込んでいる場合は洗いざらい探られますし、警察が北海道や地方の場合だとその警察署まで自分で行かなければならなくなります。

東京に住んでいる人であっても、福岡県警とかに目をつけられれば福岡まで行かなければならないわけです。

ある方は東京在住にも関わらず北海道警察から呼び出しを受け「本当に北海道までいかないといけないんですか?」と質問されましたが、行くしかないのです。

もし行かないと「逃亡のおそれや証拠隠滅の恐れがある」と見なされて逮捕されてしまうので行かないことはオススメできません。

児童ポルノの対象の子の親が北海道に住んでおり、被害届を北海道で出している場合はこういうことになりがちです。

逮捕されたくない場合はどうすれば良い?

警察が逮捕するためには「逮捕の必要性」が認められる必要があります。

要するに逃げたり証拠を隠したりしそうだ、と見なされたら逮捕されるということです。

反対に、警察が家宅捜索にきた場合、大人しくパソコンを渡したり、身に覚えがある場合は正直に話すなど、捜査に協力的であれば逮捕の可能性はぐんと下がることになります。

また、警察は「弁護士を呼ぶなら逮捕するけどいい?」と言ってきますが、弁護士を呼ぶことと逮捕の必要性はまったく関連がありません。

警察が家に来て慌てる前に弁護士に相談しておくのも手でしょう。

ただし、警察が逮捕状を請求した場合はかなりの確率で逮捕状が出てしまうので、やったことが間違いないなら素直に従った方が良いです。

警察が来たらどうなりますか?

逮捕されていない事件(在宅事件)であれば、その後警察から呼ばれ供述などを行ったあと、検察に呼ばれて証拠などを元に起訴か不起訴かが決まります。

協力的であれば在宅のまま罰金で終わるケースも多いので、余罪があまりないのであれば警察に従っておいた方が良いでしょう。

逮捕されてしまうとマスコミなどが実名報道する可能性も高まるため、定職がある方は事前にできるだけ逮捕の可能性を下げておくべきです。

最後に

今回は警察が児童ポルノによる検挙/逮捕を積極的に実施している件に関しての注意喚起でした。

繰り返しますが18歳未満に手を出してはいけませんよ。