神(かみ)は、万物を擬人化して表現するアニミズム的な発想に基づく元型から作り出された象徴の一種であったり、人間の及ばぬ知恵・知識・力を持つとされる存在であったり、宗教によっては、人間を含む生命やこの世界そのものなど万物を創り出した造物主的存在であるとされることもある。しばしば英知や真理の担い手として扱われ、人知を超えた力や運命と関連づけられ、信仰や畏怖の対象となる。
神の性質に関して、その唯一性を強調する場合一神教、多元性を強調する場合多神教、遍在性を強調する場合汎神論が生まれるとされる。ただし汎神論はしばしば一神教、多神教の双方に内包されることもある。また、古代から現在まで神話的世界観の中で、神は超越的であると同時に人間のような意思を持つものとして捉えられてきたが、近代科学の発展と無神論者からの批判を受け、このような神理解を改めるべきという意見も現れている。 世界的に見ると、神を信じている人は多く(アブラハムの宗教だけでも30億人を超える)、神に基づいて自身の生活様式を整えている人、"神とともに生きている"と形容できるような人は多い。 人知を超えた存在であると考えられることや、人間や動物のように社会や自然の内に一個体として存在していることは観察できないことから、神の存在を疑う者も多い。神の不在を信じる者は無神論者と呼ばれ、マルクス主義は無神論の立場に立つ。また、実存主義者の一部も無神論を主張する。 また神が存在するかどうかは知りえないことであると考える者は不可知論者と呼ばれる。
熱傷(ねっしょう)とは、お湯や油などの熱・化学薬品・放射線などが原因で生じる体表組織(主に皮膚)の局所的損傷。通称は火傷(やけど)。
温熱熱傷の1つ。低温熱源による熱傷。長時間の低温熱源の直接接触により受傷する。
接触部の温度が44℃だと約6 - 10時間で受傷する。
また44 - 51℃までのあいだは接触する温度が高くなるにつれて受傷する時間が短縮される場合もある。低温熱源とは湯たんぽ、カイロ、ストーブ、ホットカーペットなどおもに暖房器具。受傷者側の要因としては、熟睡していたり体が不自由であったり、知覚麻痺、泥酔、一酸化炭素中毒、糖尿病による循環不良、などの状態にあると受傷しやすい。
また、ホットカーペットに幼児を寝かせ毛布をかぶせると熱中症にかかりやすいなど、暖房器具によるけがは多い。
(近年ではノートパソコンの使用に伴い、ひざに乗せることで本体底面部からの放熱でひざが、またキーボードやパームレスト部からの放熱で手のひらが、低温熱傷にかかる報告がある)。
重症になりやすい低温熱傷
低温熱傷は極端に熱源の接触時間が長いため、発赤や水疱形成だけに見えても深部に深い損傷を負っていることが多い。睡眠時は痛みに気づかないため深達性II度(DDB)まで傷を負い、さらに進行性に深くなりIII度(DB)まで達することもまれにはある。深くなる理由としては、皮膚の血流量より脂肪層の血流量が少なく、皮膚の血流で受傷した創が冷やされて軽症に見えても脂肪層では血流により冷却されないため傷は実際より深い。